「邪教・幸福の科学」の正体

30年の活動信者。退会後のカルトを語る。

「幸福の科学」では「悪霊」呼ばわり/大川隆法総裁夫人「離婚トラブル」高輪署に駆け込んだ!

「邪教・幸福の科学」の正体 - 離婚劇

週刊文春』2010.12.16

幸福の科学」では「悪霊」呼ばわり

大川隆法総裁夫人「離婚トラブル」

高輪署に駆け込んだ!

独占スクープ

 

昨年、幸福実現党の党首として表舞台に登場した総裁夫人が公の場に姿を見せなくなって十カ月。

教団内では「伝道を妨げる悪妻」と糾弾され、役職から下ろされていた。

夫人の身に何が起こったのか。

小誌は渦中の夫人を直撃。

巨大教団のスキャンダルを追った──。

 

幸福の科学のホームページから、大川隆法総裁(54)の妻で教団ナンバー2の、きょう子夫人(45)の名前が消えました。

著作もすべて絶版です。

そればかりか、港区白金にある別居中の住まいを大川総裁が教団に寄付するというイヤがらせを行った。

立ち退きを迫られたきょう子夫人が、最寄りの高輪警察へ泣きながら駆け込んだという話もあります。

以前から不仲がウワサされてきた大川夫妻ですが、ついに離婚に向けた話し合いが始まったようです」

(宗教ジャーナリスト)

秋田県の開業医の家に生まれたきょう子夫人は、東大文学部英文科在学中に入信。

大学四年のとき大川総裁と出会い、結婚に至ったいきさつをこう語っている。

《最初の啓示から『大川隆法と結婚する』ということで、これは大変だと、事務局長さんに相談したんです。

すると先生(隆法氏)が私の名前を聞いて『ああ、自分の霊界通信でも結婚すると言っている』と言うので》

(『女性自身』〇九年六月三十日号)

 

ハ八年に結婚後、大学三年の長男から中一の二女まで五人の子どもをもうけている。

教団においては主宰補佐、副総裁、立宗名誉補佐、女性会員の組織であるアフロディーテ会会長などを歴任。

教団では大川総裁ときょう子夫人のみが霊能者とされ、実質的に夫婦二人で切り盛りしてきた。

きょう子夫人が表舞台に登場したのは昨年の総選挙のこと。

幸福実現党の二代目党首に就任した。

大川総裁は、十八年ぶりにマスコミの取材を受けた『文藝春秋』昨年八月号で、夫人を起用した理由を、

「やはり能力と知名度です」 と語っている。

夫人評は、こう続いた。

《少なくとも麻生太郎鳩山由紀夫より、ウチの家内は優秀です。

(略)日本の女性には珍しいくらいに、物事の白黒をはっきりつけるし、指揮命令も明確。

大軍を動かす将に向いています。

サッチャーやヒラリーなど、女性の政治家もいるけれど、家内はヒラリーみたいに軟弱じゃない。

とても怖い存在ですよ》

こんなに持ち上げられたのに、きょう子夫人は、投票日のひと月前に党首の職を解かれた。

そればかりか、立候補予定地をたらい回しされたあげく、結局は候補者名簿から名前が消えた。

今年の参院選でも、まったく顔を見せていない。

「内部でも、夫人が姿を現したのは今年一月二十九日が最後です。

『悪魔との対話』という『公開霊言』の収録で、霊媒役を務めました」(幸福の科学関係者)

坂本龍馬松下幸之助ら歴史上の有名人から、菅首相金正日など存命の人物の守護霊までもが大川総裁に降りてきて、

日本の進む道や人の生き方を語った、という本がシリーズで出版されている。

それを会員の目の前で行なって録画するのが「公開言言」だ。

「普通は総裁自身が霊媒役なのに、あの時はきょう子夫人に悪魔ルシフェルの霊を降ろして語らせたんです。

つまり、わざと悪役をやらせ、きょう子夫人はそれを引き受けたということになります。

この日の霊言は『エクソシスト入門』という本になりましたが、以後十カ月、きょう子夫人の消息はまったく不明のまま。

内部では『ルシフェルの霊が憑依してしまった』と説明されました。(同前)

会員の間にさらに動揺が広がったのは、先月二十七日のこと。

日本全国の支部に衛星を使って映像が配信された幹部向けの霊言「文殊菩薩との対話」が、司会者のこんな言葉で始まったからだ。

エル・カンターレ信仰確立の上で、いま大きな障害が発生しています。

それは、大川総裁夫人のきょう子さんです。

きょう子さんは〇八年に『信者に愛を注ぐより、妻である自分に愛を注ぐべきだ』と言いました。

これに対して主は、妻のきょう子さんでなく、信者のみなさんを選ばれた」

エル・カンターレとは幸福の科学の本尊で、釈迦の生まれ変わりと称する大川総裁自身をも指す。

 

「汝は生ける悪霊なり」

 

続いて大川総裁が、

「家庭がうまくいっていない。いま私は子連れ狼状態で、五人の子どもを育てながら全国行脚をしています。きょう子は、建ててあげた自宅に住んでいる」

などと挨拶し、

大川きょう子の守護霊にして過去生の文殊菩薩よ、幸福の科学に対する批判、大川隆法に対する批判を開陳して、忌憚(きたん)のない意見を述べてください」

と呼びかける。

やや間があって、文殊菩薩の霊が降りた大川総裁自身が、女性の口調で話し始めた。

幸福の科学の原点は夫婦神信仰なのに、エル・カンターレ信仰になったら、私だけ信仰がなくなって暴走しちゃうじゃないですか」

以下、質問者との間で、こんなやり取りが続く。

 

───東大を出ることより、教祖様の妻になるほうがどんなに価値があることか。

文殊菩薩 「田舎では、そんなの通じないんだ。救世主もエル・カンターレも、誰も知らない」

───ではどうして、総裁先生に強引に結婚を迫ったんですか。

文殊菩薩 「強引に迫っていません。デートして『結婚しないと言うなら、会員にウワサを流す』と言っただけ」

───それは脅したということですよね。

文殊菩薩 「そうです」

 

繰り返すがこれは、きょう子夫人の守護霊である文殊菩薩が、大川総裁の口を借りて語ったという内容だ。

この霊言に続き、「悪妻封印祈願」と題する祈りが全員で唱和された。

この文言もまた凄まじい。

 

幸福の科学の発展を阻害し、夫婦問題、家庭問題にすり替えて伝道を妨げる悪妻よ。

汝、この世に生まれて来る必要なし。

恥を知り、反省せよ。

夫のユートピア活動を妨げる悪妻よ。

汝は生ける悪霊なり。

ただちに懺悔し、改心せよ(以下省略)」

 

前出の幸福の科学関係者が語る。

「きょう子夫人は、『生ける悪霊』とまで言われてしまったのです。

この日以来、会員の間で、離婚説が信憑性を帯びて語られるようになりました」

小誌は消息不明とされたきょう子夫人を探し当て、話を聞いた。

 

──警察へ相談に行かれたのか?

「自宅を巡って追い出しをかけられていて、看板のかけ替えの工事を強行すると言ってきたので、高輪署に駆け込んで助けを求めたのは事実です。

その件については、弁護士に頼んで仮処分を申請している最中です」

──教団内で、いろいろ悪く言われているようですが。

「知っています」

──現段階で、離婚は成立されていない?

「ええ、まだ話し合いの途中です」

 

その家の登記を見ると、たしかに今年十月二十一日、大川隆法総裁から幸福の科学へ、土地建物とも寄付されている。

幸福の科学グループ広報局に尋ねたところ、

「きょう子氏は十月二十八日付けで勇退(還俗)しました。

会員籍と幸福実現党の党籍はあるが、双方とも肩書きはありません」

とした上で、こう説明した。

「現在、きょう子氏に対して信仰面に関する指導を行なっております。

総裁ご夫妻は、夫婦であっても根本的には師弟関係であるからです。

指導とは第一に、信仰面の問題です。

幸福の科学の信仰の中心は『エル・カンターレ信仰』ですが、きょう子氏はそこに、

自分の守護霊である『文殊』への信仰を入れるべきだと強く主張しているため、きょう子氏に対し『正しく導く愛』に基づいて指導しています。

第二に、伝道方針の違いです。

大川総裁は世界伝道に邁進したいと願われ、本年だけでも二百回を超える説法を行なっております。

しかしきょう子氏は、年数回の説法に限るように迫り、自分以外の人間が随行することを認めず、妄語を繰り返して伝道を止めようとしています」

このような指導が行なわれているので、著作は絶版になったとのこと。

 

ヒラ会員への格下げは過去にも

 

きょう子夫人が抗議している家の件については、次のように説明する。

「きょう子氏が住んでいる施設は、教団では公邸の位置づけであるため、維持管理費等も教団で運営していました。

多年にわたり総裁が数多く行なっている寄付の一環として、本施設も総裁より教団に寄付されています。

その後、きょう子氏が還俗されたため、通知書を持参して、在家であるきょう子氏が教団施設に居住することは難しく、

退去の必要がある旨を丁寧にお伝えしたところ、きょう子氏が激しく異論を唱え、法的な手続きを取られました」

さらに離婚協議について尋ねると、 「その件については差し控えさせていただきます」 と暗に事実を認めた。

法的な手段も含め、揉めに揉めているのは確かな様子。

だが、きょう子夫人のヒラ会員への格下げは、過去にもあったという。

「十年ほど前には、『私に仕事をさせろ。あなただけで教団の運営ができるわけない』と毎晩寝室で迫るきょう子夫人に、

寝かせてもらえない総裁が根負けして、元の地位に戻しました。

二年前にもホームページから名前が消え、本が書店から撤去されましたが、まもなく元に戻っています。

しかし今回は元のサヤに収まりそうにありません」(前出の関係者)

教団内部で何が起こっているのか?

冒頭の宗教ジャーナリストが解説する。

大川総裁は、きょう子夫人のある種のカリスマ性を利用してきました。

総裁は滔々(とうとう)と説法しますが、きょう子夫人は絶叫アジテート型で、主婦層など違うタイプの信者を引きつけることができたからです。

しかし最近は、選挙や学校設立を通じて他の幹部が台頭し、"利用価値"が薄れてきた。

きょう子夫人にしてみれば、面白くないでしょう。

自分を信仰させることで価値を高めようとし、大川総裁の反感を買ったのではないか」

信者の前で、いわば壮大な夫婦ゲンカ。

付き合わされるほうは、たまったものではなかろう。

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