「邪教・幸福の科学」の正体

30年の活動信者。退会後のカルトを語る。

幸福の科学「大川隆法」総裁 死刑執行後に「麻原彰晃」の霊を呼び出す

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オウム真理教麻原彰晃(本名・松本智津夫)の死刑が執行されたのは、7月6日の朝。

その日の午後、麻原の姿は、東京・品川区の「幸福の科学」総合本部にあった――大川隆法総裁の身体を借りて。

同教団の“お家芸”で蘇った麻原は、何を語ったか。  

***  

女優の清水富美加が出家したことでも注目が集まった「幸福」教団。

そのトップ大川総裁は、これまで様々な故人の霊や存命の著名人の守護霊を自らの身体に宿し、そのホンネを語り下ろしてきた。

今年に入ってからでも、金正恩ホーキング博士司馬遼太郎トランプ大統領吉高由里子……と幅広いラインナップ。

その最新版が麻原彰晃というワケである。  

大川総裁によるこれらの「霊言」あるいは「守護霊インタビュー」は、基本的に録画された映像を通じて全国の信者の元へ伝わる。

先に触れたとおり、今回の「麻原彰晃の霊言-無間地獄への道-」は死刑が執行された6日に収録され、8日から全国の教団施設で公開が開始された。  

教団の公式サイトにある紹介文によれば、

〈死刑執行直後の麻原の心境とは〉

〈なぜ、オウム教は地下鉄サリン事件等を起こしたのか〉

〈オウム教が政界を目指した邪悪な理由〉

といった構成になっている。

幸福の科学は、麻原がお嫌いのようだ。

オウム真理教の前身である『オウムの会』が設立されたのは1984年。

のちに『オウム神仙の会』と名を改めるわけですが、大川総裁が『幸福の科学』を立ち上げたのが86年。

ほぼ同時期に現れたこの2つの教団は、テレビの討論番組などで揃ってキャスティングされるなど、いわば“ライバル”的な見方をされていました」(宗教ジャーナリスト)  

だが、少なくともオウムのほうは“ライバル”などと生易しい捉え方ではなかったようだ。

たとえば、オウムへ強制捜査が始まった95年の6月19日付夕刊で、朝日新聞

小沢一郎氏 池田大作氏 大川隆法氏 オウムが襲撃計画 「標的メモ」に名〉

と一面で報じている。  

当時、新進党幹事長だった小沢氏、創価学会の池田名誉会長と共に、大川総裁もターゲットにされていた。  

 

仮谷さん拉致事件の“怨み”  

 

先の朝日新聞は、大川総裁についてこう書く。

〈大川氏については、品川区にある住居周辺を撮影したビデオテープが見つかっている。

陸上自衛隊幹部宅に電話盗聴器を仕掛けたとして起訴された後、他人名義で品川区のアパートを借りたとして再逮捕された林武被告(27)が、警視庁の調べに

「井上(被告)から大川氏の身辺を調べるよう指示され、アパートを借りた」

と供述しているという〉

〈井上〉とは、今回、死刑が執行された7人の1人、井上嘉浩を指す。

「95年2月にオウムが起こした『仮谷さん拉致殺害事件』で“怨み”を買っていましたから、大川総裁は本当に危なかったかも。

教団から逃げ出した妹を匿った仮谷清志さんが拉致され殺害されたこの事件では、第一通報者が幸福の信者だった。

近所で信者の引越しがあり、別の信者が手伝っていてたまたま目撃……ということらしいですけど」(前出・ジャーナリスト)  

以上がオウムと幸福の因縁の歴史だが、さて8日の霊言で大川総裁が呼び寄せた麻原の霊は、何を語ったのか。

 

坂本弁護士の霊が…

 

「霊言の映像は約2時間。

大川総裁と弟子、そして3人の幹部職員が登場するものです」  

とは、実際に教団施設で「麻原彰晃の霊言-無間地獄への道-」を見た人物の証言。

以下「参拝者」とするこの人物は、幸福信者ではないが興味本位で教団施設を訪れ、映像を見せてもらったという。

「ウソか誠か、獄中の麻原は“精神錯乱”状態にあったといわれていますが、映像冒頭で『狂人を装っていた』と断言されていたことに驚きました。

『霊となった今は、しっかりと話せる』そう。

今回の霊言の目的は、戦後最大のテロ事件を起こした宗教団体の、宗教的なケジメをつけるため、だそうです」(参拝者)  

映像の前半は、まだ麻原の霊を呼び寄せていない状態の、大川総裁の語りから始まる。

その日、「なぜか天界の様子がおかしい」と感じていたところ、死刑の執行を知ったという。

「『89年の坂本弁護士一家殺害事件がオウムの犯行と分かっていないうちから、坂本弁護士の霊が私のもとへやって来て“オウム信者に布団でスマキにされて運び出され殺された”と教えてくれた』とか、そんな思い出話をしていました。

90年代前半については

『宗教ブームみたいになっちゃって、テレ朝の田原総一朗さんの番組はオウムとウチをよくぶつけた』

『理系的には向こうが勝っていたね。こっちは紙芝居で教義などを説明していたけど、あっちはビデオ映像だったもの』

とのこと。

『私と麻原の写真を並べられて、麻原は“土つき大根”、大川は“シティーボーイ”“都会派”なんて言われた』

とか、そんな話もありました」(同・参拝者)  

このほか、

「ウチのほうが人気あったからオウムは嫉妬していた。

オウム真理教撲滅作戦!』なんて本を売り出したけれど、あんなにコワい集団だと知ってたら、もっと大人しくしていた」

と語っていた大川総裁は、ときおり笑みさえ浮かべていた。

その表情が一変したのは、麻原の霊が降りてから。

「『今もオウムの後継団体は3つある。

この霊言が“キリスト復活”のように彼らに受け取られるリスクはありますが』

と断ったうえで、『麻原彰晃の霊よ――』と呼び出しました」(同・参拝者)  

視覚に障害を持っていたとされる麻原、その霊を身に宿した大川総裁の姿は、目を閉じていたという。  

 

「ポアするぞ」  

 

以下は、大川総裁(麻原)と、それに質問をぶつける3人の幹部との問答の様子を、参拝者の証言を元に再現したものである。

幸福幹部:いまの心境は? 

麻原の霊言:逮捕から23年経ったし、死刑判決が出てから12年か。

毎日「いつ来るか」と思っておった。

たくさんの人をポアしてきたから、ワシがポアされても当然。

死んだという自覚はある。

死刑囚が刑を執行されたってことだから。

幸福幹部:死刑を受け入れている? やむをえない? 

麻原の霊言:やむをえないことはない。

強い者が勝ち、弱い者が敗れる。

警察を倒せなかった。

ルパンみたいに警察をキリキリ舞いさせることをやってみたかった。

警視庁を狙いたかったから、サリン桜田門の出勤時間を狙って、一矢報いた。

幸福幹部:巻き添えで亡くなった人へのお言葉は? 

麻原の霊言:良いことなんじゃない。

真理を気づかないで金儲けにはげんでいた人間が、あの世に行って功徳が生まれた。  

先の参拝者によれば、「霊言は全体を通し、“間違った考えを持つ麻原を、幸福側が糾弾する”という構成です」という。  

あちらの信者が聞いたら激怒必至の内容だが、このほかにも、

「行く所がないんだ。ここ(幸福)に住ませてくれたらありがたい。ライバルを祀るのもいいんじゃない」、

「年寄で弱いんだ。年寄を大切にしないとポアするぞ」

なんて台詞も大川総裁(麻原)の口から飛び出した。  

途中で、語り部が弟子に交代。

大川総裁の身体から、弟子の身体に麻原の霊が移動する。

「あとで施設の人に訊いたら、最近は弟子の身体に霊を入れるスタイルが多いそうです。

理由を尋ねると、体力的な問題と、あとは悪い霊を入れ続けないようにするためだそうです」(同・参拝者)

 

「尊師と呼べ」  

 

こちらの弟子の麻原は、

「一連の事件は部下が暴走しただけ。『ポアしろ』と命じただけで『殺せ』とは言っていない。死刑にするのはおかしい」  

と、先ほどとやや死刑に対する意識の違いを感じさせる。

「麻原さん」と呼びかけた幹部に「尊師と呼べ」と怒るケンカ腰な一面も。

対する幸福側も、有名な麻原の“空中浮遊”写真を持ち出して応戦する。

幸福幹部:実際はピョンピョン飛んでいるだけ。

麻原の霊言:そんなに下半身鍛えとらんよ。

幸福幹部:座布団を重ねて飛び降りているだけ。

麻原の霊言:君らだってこうして霊言やって、(信者に)信じさせているじゃないか。

――「見ていてヒヤヒヤした」(参拝客)というほどの、まさかのストレートな幸福批判。

幸福幹部:オウムは薬物で幻覚を見せ、24時間強制的に説話テープを聞かせ、信者をコントロールさせていた。

麻原の霊言:おたくもカセットテープ聞かせているだろう。

幸福幹部:本という選択肢もある。

麻原の霊言:ああ、そうなんだ。

――この後、「強制捜査がなかったら、ヘリを調達して東京上空からサリンを撒いてやろうと思っていた」という恐ろしい計画があったことが“本人”の口から明かされる。

麻原の霊言:今ならドローンとかあるけど。  

そして壇上の幸福幹部のひとりは、当時、上九一色村に張り込み、ロシアのヘリを見たとこれを裏付ける証言をする。

やや劣勢気味の幸福だが、先の「仮谷さん拉致殺害事件」での功績を持ち出し、

幸福幹部:あなたは逮捕状、こっちは感謝状。  

と、当時、警視庁から送られたという「感謝状」のコピーを持ち出してPR。

麻原の霊言:オウムと幸福は違うと見せるため、そんな自慢をしているんだ。

 

左目だったかな…私は目が見えない  

 

時折、大川総裁も参加する。

大川総裁:怒りや怨みがすごく強い。

解脱しているとはいえない。

麻原の霊言:左目だったかな……私は目が見えない。

なぜ私は五体満足じゃないのだ。  

参拝客が言う。

「“麻原”の主張は一貫して、弱者たる自分が虐げられてきたことの恨み節。

それが一連の事件の動機になったと言わんばかりでした」  

霊言の終盤になり、大川総裁から麻原に“無間地獄行”が告げられる。

曰く「井戸の底みたいな孤独な場所で、誰とも接さずに何百年をも過ごす」という。

大川総裁:まだ信じている後継団体、可哀想だと思わないか。

麻原の霊言:……。

大川総裁:あなたの言葉には愛のひとかけらも、同情のひとかけらもなかったね。

麻原の霊言:報復合戦はしなくてもいいとだけ、残しておこう。  

ハイ、ハイ、ハイ、出なさい――と言って、霊言は終わる。

大川総裁の感想は以下の通り。

「歳とった分だけ、昔ほどの覇気はなくなっていたかな……」  

長きにわたった新興宗教の対決は、これで決着がついた――のだろうか。

週刊新潮WEB取材班

2018年7月9日 掲載    

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